今回は壁の中の外側のお話しです。
強度や耐久性や快適性を両立させるため、家の壁って見えない所で結構複雑に造ってます。
上棟後1ヶ月頃の現場はこんな感じです。
室内側は電気配線/断熱工事前の下地作業中です。
柱の外側には茶色の耐震パネルが全面に張られてます。
その外側は
シートが張られ、縦に板材が付いてます。
この板の上に外壁材が張られるので、板の厚み18㎜の隙間ができます。
この隙間に基礎の上部から空気が入り(虫が入らないようにメッシュを付けてます。)
窓部分も空気が行き止まりにならないように施工します。
こうして通った外気が屋根の軒裏(軒先の黒い部分から)排出されるように造ります。
面倒くさいですね!
でも、これは外通気工法と言い壁の中で結露させないための重要な仕組みなのです。
そして張ってあるシートは透湿防水シートという、防水しながら湿気を通すゴアテックスみたいな機能を有した特殊なシート。
当社ではアメリカの化学メーカー「デュポン」の「タイベックシルバー」という遮熱効果も兼ね備えた製品を採用しており・・・・、
正直、日本メーカーのスタンダードな透湿防水シートと比べると価格は3.5倍 ※モノタロウ調べ
外壁を張ってしまえば完全に見えなくなりますが、将来交換ができない部材なので耐久性や性能を考えると品質にもこだわりたい部分です。
「透湿防水シートは何を使ってますか?」
その業者の品質へのこだわりを測るキラークエスチョンかもしれないですね!
建築業者を検討されているお客様はご参考にしてください。
お客様係 飯塚邦彦
よしおかパークの近くで宿泊できるモデルハウス 吉岡の家 オープン中