木のヒビの止め(バーネット・ケイシー)斉藤林業スタッフブログ

木材は入っている水分の率で縮んだり膨らんだりします。

特に切り倒された時からその動きでヒビが出る可能性があります。

可能性があることよりそれは当然です。

板材を作る場合にそのヒビを避けていきますが、

一枚材をだいぶ自然な形で使いますからヒビが特色になります。

それでもヒビの動きを防ぐことが必要でちぎりでします。

ちぎり自体は蝶ネクタイの形でそのちぎりにピッタリな穴を

ヒビを渡る場所で掘ります。

まずその粗い形を機械で掘り出して、のみで線まできれいに切ります。

けっこう厚い材料で作りましたから

大きい部分をノミやノコギリで減らして、

カンナでだいたい平らまで削ります。

サンダーで最終の仕上げにします。

そのヒビに数か所に表面にも裏面にもちぎりを入れます。

それで安定になります。

ちぎりは実用的だけではなく見せ場になるものです。

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