よくお客様から質問いただきます。
「床下エアコンって夏の冷房に使えますか?」
こう答えています。
「冷房運転できますから当然使えて床も冷えますよ、ただし足や腰が冷えるので快適ではありません。冷房は主に2階など高い場所に設置したエアコンから冷気を降らして建物全体を冷房してください。」
夏は床下エアコンを使っていないお客様も多いのでは無いでしょうか?
でも、夏でも床下エアコンを上手に使っていただきたいです。
①急速冷房のためのターボ冷房として、
床が冷えない程度に立上りだけ併用するといいと思います。
②2階のエアコンの冷気を1階の隅々まで運ぶ中継機として送風運転で使ってみてください。
また、床下の涼しい空気を室内に送り出す圧送機として活用してください。
分かりにくいので絵を書いてみました。(余計わかりにくいかも)
高崎展示場で解説します。
床下はそもそも涼しいはずです。
なぜなら冷たい空気は下に溜まる、日が当たらない、家電や人など熱源がないため。
サーモグラフィーでも床ガラリ付近が周辺より温度が低いのがわかります。
そこでLDに設置してある床下エアコンを送風運転してあげます。
「そんなこと言ったって送風運転モードがないじゃん!」
皆さんのツッコミが聞こえてきます。
そうです、最近の高機能エアコンには送風モードがない機種が多いのです。
でもご安心ください。冷房運転で温度設定を30℃とかにすれば室外機(コンプレッサー)が動かず室内機のファンだけ回る送風運転となり電気代は扇風機並です。
そうしますと建物の一階一番隅のエアコンから遠く離れた場所の床ガラリでもティッシュが舞うぐらいの風量で床下空気が押し出されてきます。
この出てくる空気は涼しい床下空気だったり、2階からのエアコンの冷気が降ってくるLDの空気です。
このように床下エアコンの送風運転を上手に使い暑い夏を乗り切りましょう!
(7月に入り更新さぼりがちだったため3連投してみました。)
お客様係営業部 飯塚 邦彦