埋蔵文化財ってご存知ですか?
言葉のごとく文化財が埋まっております。皆様のご生活でも、道路などの工事現場で発掘をしている事見たことありませんか?
住宅を建築する場合も同様です。お客様の敷地が決まった時点で、役所にいき、埋蔵文化財の包蔵地(埋まっている土地)かどうかを調べます。ちなみにHP上でも群馬県内を調べられます。http://www2.wagamachi-guide.com/gunma/index.html
大切な文化財を保護するために、影響の出る可能性がある場合は工事前に試掘を行います。一般的には地中にあるものですので、通常の工事では『慎重工事』を指示されますが、浄化槽のように深く掘る場合や、地盤改良工事など地中へ工作物をつくる場合に『試掘』をする必要があります。
先日お客様のところで試掘を行いました。幅1,000mm、長さ10,000mm、深さ1,500mmを2本掘ります。重機で掘りながら地層が変わる部分や、土器などの可能性がある物体の発見を行います。
結果今回は何も発見されず、無事建物工事に着手できます。
同一敷地内でも、地層の高さが大きく異なりました。写真向かって右側は1,000mm以上の深さがあり、左側は400mm程度です。ずっと住まわれていたお父様もこの違いには驚かれておりました。市役所の担当の方も『掘ってみないとわからないでしょ?』と少し誇らしげ・・・・。
もし試掘にて文化財が発見された場合には本堀と云いまして発掘作業になります。早くて1カ月くらいでしょうか?もちろん建物工事の予定があっても一時ストップです。大切な文化財ですが、工事の関係もありますので、出ないことを祈ります。
もし敷地が決まっていたり、購入希望の土地がございましたら上記HPにて事前に見てみてください。
営業 現場監督兼任中 現場は楽しい 高橋俊彦