旬には三段階があり、「はしり」「盛り」「名残り」という、
季節を楽しむ日本ならではの風雅な楽しみです。
今回は「芹のかきあげ」と「蕗の薹の天ぷら」
独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせます。
実はこの苦味には冬の間に溜まった脂肪を洗い流し、
味覚を活性化させ、体を内部から目覚めさせる意味もあるのです。
人の道もまた、おいしい事ばかりではなく、苦みや渋味もあり、
足りないものに歯がゆい思いもするでしょう。
しかし、短い旬の味はその季節まで待てばいい、
人の世は 常に満たされなくていい・・・。
断熱施工担当 中村勝彦
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