最近の建物は軒(屋根が外壁などから突き出ている部分)が浅く(短く)なったとよく言われます。
写真は隣が大手メーカー施工中の現場で撮影した写真です。((注)トリックアートのようですが両方とも2階の屋根です。)
見ていただければわかるように、屋根の面積(表も裏も)、樋や軒先材の長さが増え建築費としては軒を深くしたほうが若干高くなります。
多くの住宅会社ではコストダウン優先で軒が短くなっている傾向にあります。
では、軒が深いとどんな効果があるのでしょうか?
・外壁に雨がかかりにくくなり、汚れや傷みから建物を守る。
・窓ガラスが汚れにくくなり掃除回数が減る。
・太陽の角度が高い夏の直射日光が窓から室内に入るのをおさえ、室内が熱くなりにくい。
・少々の雨でも空けられる窓が増える。
・不意の雨で濡れる洗濯物が減る。
・建物まわりの地面が濡れにくくなる。ジメジメしない。(雑草育ちにくい、コケとか生えにくい)
・軒先の高さが低くなるので、イケてる外観のルックスとなる。(主観です。)
当社では建てた後のメンテナンスや冷房コスト、住みやすさの事を考え、なるべくしっかり軒を出すことをお勧めしております。
見学会などでご確認ください。
髪軒が浅くなってきた
前橋支店長 飯塚 邦彦
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