古民家をリノベしたカフェ【Café 千年木様】
建築データ 所在地:群馬県高崎市通町
お客様の声
Q.大切な工事を斉藤林業に託していただいた理由や感想などをお聞かせください。
A.古民家をリフォームして、木のぬくもり溢れるカフェを開業できました。
群馬県産杉材で造作して頂いた客席は、木目がとても美しく寛げる空間となり、
勉強や仕事も集中して取り組めるほど落ち着く、とお客様にも早速好評頂いています。
設計段階においては、予算がないと出来ません、と他社さんに断られてしまった要望も、
斉藤林業さんは希望の予算内でも、創意工夫とデザインの提案力で希望に応えてくれて、
お陰様で、完成後は大満足しています。
リフォーム工事中においては、既存床下の構造の弱さも見つけて下さり、見えない所も
しっかり補修・対処して頂きました。
沼田の工場見学は、斉藤林業さんを知るとても良い機会でした。
機能だけでなくエコも考慮した断熱材、そして住む人を第一に考え、
化学的なものでなく自然素材を積極的に利用する姿勢、また木材加工の職人技も実際に見て、
斉藤林業さんへの信頼も高まりました。
職人技で作られる造作家具は、立派な木材を使用しているのに重苦しくない見た目で現代的、
細部まで拘った洗練されたデザインと実用性、まさにシンプルナチュラルな調和美で、
使い心地もとても良く、気に入っています。
私がお手伝い致しました
お客様係:納見 毅
空き家として20年程眠っていた建物を店舗に改装する計画です。
既存の梁や柱は、まっすぐなモノはほとんどなく黒くくすんでいて
薄暗い室内は砂壁や柄の付いたすりガラスの建具など
どこか懐かしく独特の雰囲気を持った建物でした。
改装する際、すべてを新しく造り変えることは可能ですが予算も工期もかかります。
今回の計画では建物が持つ雰囲気を肯定的にとらえ、
必要な部分だけに手を加えていく必要最小限の工事としました。
薄暗かった室内全体に光が届くよう、メインスペース上部の床を抜き
吹抜けとし、元々押入れだったスペースは個性のある半個室のような客席としました。
照明計画も必要な部分のみを照らすことで既存部分のダメージを目立ちにくくし
コストを抑える効果もあります。
造作材には杉の無垢材を使い、新しく造った明るい色味の木部と
既存の黒くくすんだ木部の綺麗なコントラストを持った空間となりました。