先日投稿したブログに載せた草間彌生さんの展覧会を観たあとに、実は、もう1つ気になる展覧会がありました。
その企画展は、茅場町という日本橋や兜町に近接する証券会社やビジネスホテルが多く立地している“ザ・サラリーマン”的な場所の廃ビルで開催されていました。
「モーメント・ファクトリー」という、カナダを拠点に活動する体験型イベントのスペシャリスト集団が手掛けたデジタル体験型の企画展で、
そんな近未来的な手法で開催された展覧会のテーマは『和食』
主催者ご挨拶より~
「和食」ってなんだろう。いつ、どうやって生まれてきたんだろう。
その答えを、私たち日本人は知っているようでよく知りません。
ご飯とお味噌汁、煮物や焼き魚。
料理を和食と言うこともあれば、お正月におせちを食べたり、「いただきます」「ごちそうさま」と言う習慣そのものだって、和食と言えるでしょう。
いま私たちの気づかないところで、和食は文化としての危機を迎えています。
飽食や偏食、孤食といった食の多様化とともに進む、食料自給率や米の消費量の減少。四季の旬を味わう、和食の豊かさを知らない子どもが増えています。
一方、世界では和食が注目され「WASHOKU」が共通言語として浸透する逆転現象が起こりつつある。
和食は日本の伝統的な食文化だと胸を張れるように、私たちは和食の食べ手を育てていかなければなりません。
「食神さまの不思議なレストラン展」は、米や出汁、発酵といった和食を構成する要素をデジタルアートという手法を咀嚼し、実際に「食べる」という行為も展示に含めた新しい取り組みです。
理論的な説明ではなく、見る、聞く、触れる、香る、食べるといった体験を通して、奥ゆかしい魅力あふれた和食の世界を知ってほしい。
そして、“明日はお家でごはんを炊いてみようか” “お出汁をとってお味噌汁をつくってみようかな” そんな気持ちで帰っていただければ嬉しいです。
…(略)~
この文章が私には感慨深くて・・・
載せさせて頂きました。
『made in Japan』を、
深~く、
考えて
想った企画展でした。
家づくりにも通じています
前橋支店 須田涼子