Column

コラム

2026.02.07

「建ててから」が本当の始まり。後悔しないための住宅保証とメンテナンスの新常識

マイホームを建てる際、多くの人が間取りやデザイン、設備選びに夢中になります。しかし、家づくりの本当のスタートは、鍵を受け取り、日々の暮らしが始まってからです。長く住み続ける中で避けて通れないのが「家の劣化」や「不具合」への対応です。今回は、住んでからの安心を左右する「保証」「メンテナンス」「アフターサービス」の考え方について解説します。

保証の「落とし穴」と、本当に大切な視点

保証の「落とし穴」と、本当に大切な視点

近年、地震などの自然災害が増えている背景もあり、多くの住宅会社が「30年保証」や「長期保証」を掲げています。一見すると安心感がありますが、保証には注意が必要です。家電や車と同じように、住宅の保証にも「特定の条件をクリアしなければならない」「この部品は対象外」といった細かな縛りがあるケースが少なくありません。保証は万が一の備えとして不可欠ですが、保証を使うような大きな事態になる前に、いかに家を良い状態に保つかという視点こそが重要です。

メンテナンス費用を最小限に抑える「素材」と「設計」の工夫

メンテナンス費用を最小限に抑える「素材」と「設計」の工夫

家を維持するためには、将来的なメンテナンスコストを抑える設計が求められます。例えば、外壁の継ぎ目に使用される「コーキング」は劣化が早く、打ち替えには高額な足場代を含め100万円単位の費用がかかることもあります。これを防ぐには、コーキングを表面に出さない仕上げにしたり、屋根の「軒(のき)」を深く出して雨が直接当たりにくい設計にしたりすることが有効です。また、特殊で複雑な機械設備に頼りすぎないこともポイントです。シンプルな構造にすることで、修理や交換の際の出費を抑えることができます。

小さな不安をすぐに解消できるアフターサポートの仕組み

小さな不安をすぐに解消できるアフターサポートの仕組み

住み始めてから感じる「建具の調子が少し悪い」「季節が変わって部屋の温度が気になる」といった些細な悩み。これらを「わざわざ電話するほどでもない」と放置してしまうことが、将来の大きなトラブルに繋がります。最近では、SNS等を活用して施工担当者と気軽に連絡が取れる体制を整えているケースも増えています。定期的かつ継続的な点検体制があり、かつ気兼ねなく相談できる人間関係が築けているかどうかが、住まいの満足度を大きく左右します。

「早期発見・早期治療」が家を長持ちさせる秘訣

「早期発見・早期治療」が家を長持ちさせる秘訣

家を維持することは、人間の健康管理と似ています。大きな病気になってから保険を使って手術をするよりも、日頃から健康に気を配り、定期検診で小さな不調を見つけ、早期に対処するほうが体への負担も経済的な負担も少なくて済みます。家も同様に、適切な点検と迅速なメンテナンスを行うことで、致命的なダメージを防ぎ、資産価値を守り続けることができるのです。

まとめ

家づくりにおける「安心」とは、単に保証書の内容が充実していることだけではありません。メンテナンスの手間がかからない設計、そして何かあった時にすぐに駆けつけてくれるサポート体制がセットになって初めて、真の安心が手に入ります。これから家を建てる方は、デザインだけでなく「住んだ後の姿」を具体的にイメージし、信頼できるパートナーを選ぶことが大切です。

 

▼詳細はこちらの動画から確認できます▼