コラム
【支店長コラム】 第2回|耐震・制震へのこだわり
群馬県は「災害に強い」という事実が少しずつ認知されてきています。
移住希望地ランキングで1位に選ばれる背景にも、こうした安全性が影響しているのではないかと感じています。
とはいえ、大きな地震はどこでも起こり得ます。
安心・安全な暮らしを提案している斎藤林業にとって、地震への備えは非常に大きなテーマの一つです。
斉藤林業では、耐震等級3を掲げ、全棟構造計算を行うのはもはや当たり前の時代。
強度のある木材を選び、適材適所に使いこなし、オール4寸(120ミリ)の太い木材を使用することで、計算値以上の強度が期待できます。
しかし、私たちはそこで満足しません。
制震への挑戦
昨日、工務部長に就任した納見というスタッフがいます。
彼は「自分で設計した家を斉藤林業仕様で建てたい」という思いで入社しました。
1年ほど前にその夢を叶えた彼が、半年前に会議で「耐震とは何か?」という根本的なテーマを持ち込みました。
簡単に言うと、耐震は「家がつぶれないための最低限の保証」であり、人命を守るための強度です。もちろん大切なことですが、地震後も安心して住み続けるためにはどうするかも考える必要があります。
そこから導かれたのが「制震」の考え方です。
制震とは、地震の揺れによる被害を最小限に抑え、大きな地震の後も最小限の修繕で済むようにする仕組みのことです。
納見はこの半年間、議論や根拠を積み重ね、どの工法を採用できるか、コストはどうかなど、さまざまなメーカーや施工者と話を重ねてきました。
その成果が、先日の会議で発表され、オプションとして取り入れる方向で決定しました。
仲間の想いが生み出す提案
会議後、納見に話を聞きました。
「自分の家にも取り入れたかった。
自分が良いと思うことをお客様にも提案したい。
お客様の暮らしをずっと守りたい」
その想いがストレートに伝わってきました。
こういう仲間と一緒に働けることは、本当に心強いと感じます。
最高の仲間がまだまだたくさんいるのが、斉藤林業の最大の強みです。
これからも、こうした取り組みや仲間の想いをコラムを通じてお伝えしていきます。応援よろしくお願いいたします。