コラム
【支店長コラム】第3回|心強い仲間たち― 再び斉藤林業に帰ってきてくれた2人 ―
はじめに ― 人でつながる会社
会社を支えるのは、設備でも制度でもなく、やはり“人”です。
想いをもって働く人がいてこそ、理念が形になり、技術が磨かれ、
お客様に届く「家づくりの温度」も生まれます。
そんな中で、どんな企業も避けて通れないのが人材不足という現実。
特に工場の現場は、熟練の技術と経験が求められるだけに、
人の力が欠けると全体の流れにも大きく影響します。
しかし先日、そんな課題の最中に心が温かくなる出来事がありました。
それは、長い時間を経て――
2人の仲間が再び、斉藤林業に帰ってきてくれたことです。
背中で語る男 ― 新井正人
新井は、自分の2代前の工場長。
弊社が誇る燻煙乾燥炉の立ち上げに尽力した人物です。
常に現場の最前線に立ち、黙々と作業する姿はまさに職人。
力仕事やスピードを要する仕事では、彼の右に出る人はいないほど。
背中で語り、仲間を導く存在でした。
一度会社を離れ、林業・伐採・植木・剪定といった幅広い経験を積み、
その知識と情熱を胸に、再び斉藤林業に戻ってきてくれました。
静かなる情熱 ― 増田竜太
もう一人は、自分の前の工房長である増田。
家具づくりの基礎を教えてくれた、いわば自分の師です。
頭脳明晰で、常に論理的。
丁寧にマニュアルを作り、後輩に指導していくスタイル。
口数は少ないけれど、芯の強さと責任感に溢れています。
退職後は特殊家具や宮大工の世界で腕を磨き、
再び、斉藤林業という舞台に帰ってきてくれました。
支えるという強さ
2人に共通しているのは、今いる仲間を下から支える姿勢です。
自分たちが前に出るのではなく、後輩たちの力を引き出し、
陰でチームを支えてくれる。
それは簡単なことではありません。
けれど、その姿勢こそが、斉藤林業というチームをさらに強くしてくれています。
帰りたくなる会社へ
改めて思います。
帰りたくなる会社。帰れる会社。
その存在こそ、何よりの誇りです。
2人の仲間が戻ってきてくれたことは、
これまで積み上げてきた“想い”が間違っていなかった証。
これからも、想いの強い仲間たちとともに――
パワーアップした斉藤林業を応援してください。