八ッ場ダムを陰で支えている品木ダム(中村)斉藤林業スタッフブログ

お客様係の中村です。

群馬県吾妻郡中之条町にある品木ダム(しなきダム)をご存じですか?

日本では最も多いダムの形式、重力式コンクリートダムです。

そんな品木ダムの目的は一般的な他のダムとは異なり、強い酸性河川の吾妻川(あがつまがわ)の水質改善や河水の中性化を目的としています。

吾妻川は近くにある草津温泉と同じ強酸性の川で、その水は鉄も溶かすほどで、酸性の強さから魚などの生き物は生息できず「死の川」とも呼ばれていたそうです。

酸性の水は下流にある八ッ場ダム(やんばダム)にも影響が出るほどで、ダムの壁にダメージを与えると安全性の面で大変なことになり、八ッ場ダムを守っているのが約20km上流にある品木ダムなんです。

専用の施設で川の水にアルカリ性の石灰を加えて、水質を中和し、その水を下流に流すことで川の酸性濃度を改善し、八ッ場ダムや橋などの建造物のコンクリートや鉄の劣化を防止しています。

そして、生き物が暮らせる環境への改善や、川の水を飲み水に活用することができるようになりました。

上流にある品木ダムは下流にある八ッ場ダムを陰で支えています

紅葉の時期、八ッ場ダムを訪れる事がありましたら

是非品木ダムにも足を運んでみてください。

ぐんまの木の家 お客様係 中村富一

 

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