チャツボミゴケ公園(中村)斉藤林業スタッフブログ

中之条町と草津町に広がる『芳ケ平湿地郡』の域内、チャツボミゴケ公園に行ってきました。

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チャツボミゴケは鮮やかな緑一面の川面に広がっており、強酸性の湿泉水が流れる水辺にしか育たないと言われています。

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ここは、かつて褐鉄鉱(かってっこう)の国内随一の採掘地として日本鋼管(株)により、露天堀りされていたそうです。

鉄鉱石は、ここから索道で太子駅(おおしえき)まで運ばれていました。

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営業廃止とともに一度は埋められてしまった駅でしたが、再び姿を現すことになりました。

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平安・鎌倉時代、色彩の良い赤色の『ベンガラ』は、塗料の材料として都へと運ばれていたと言われています。

太子駅は貨物専用の駅でしたが、のちに村民の願いから客車乗り入れが実現し、通勤通学・観光の足として利用されるようになりました。

(昭和46年5月1日に営業廃止)

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鉄山跡や湿泉地から流れる強い酸性を帯びた川の水質を改善するために、一日約60トンの石灰乳液を投入する中和工場、その生成物を貯めるダム(品木ダム)も見てきました。

次回は、ラムサール条約に登録された芳ケ平湿地郡を見に行きたいと思います。

 

 

mitsuko2014.12.26

お客様係 中村富一

 

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